斬新かつ新たなチャレンジで、がん治療の明日を担う
製薬会社にてがん領域の創薬研究に携わったのち、2017年11月、Chordia Therapeuticsの創業メンバーとして会社設立に関わる。
まったく新しい抗がん剤の研究開発を行っています。新薬の研究開発~販売に至るまでの工程を10段階に分けた場合、当社が担うステップは1~5もしくは6まで。私は新薬が開発される最初のコンセプトづくりを担当し、それに基づいて研究開発を行っています。現在研究開発を進めているのは経口型の抗がん薬。「がんに苦しむ患者様に少しでも早く効果のある新薬を届けたい」との想いで、頼れる仲間とともに日々研究開発を行っています。
一方でCSOとして経営にも携わっています。CEOの片腕として戦略の立案と実行を担い、スピード感を持った研究開発の推進に力を注いでいます。
これまで日本ではひとつの製薬会社が新薬の研究開発~販売まで、すべての工程を担ってきました。しかしここ5年ほどで研究開発分野のみを担うベンチャー企業(スタートアップベンチャー)が増加しており、当社もそのひとつです。
Chordia Therapeuticsで働くメリットは、何と言っても意思決定の早さ。自分たちで新薬のコンセプトを考え、信じる道が定まったらすぐに研究に着手し、目標に向かって邁進する。大手企業にとって、革新性・新規性はリスクとして捉えられがちですが、新しい挑戦にスピード感を持って取り組めることは、研究者冥利に尽きると言っても過言ではありません。少数精鋭の仲間とともにチャレンジ精神を持ちながら仕事ができることに、日々使命感とやりがいを実感しています。
新薬のタネを育て、魅力ある新規抗がん剤の開発に挑んでいます
製薬会社にて主に生活習慣病、がん領域などの薬理研究に携わったのち、2018年5月、Chordia Therapeuticsに入社。
新薬開発のコンセプトに基づいて合成した化合物が、ターゲットにきちんと作用して治療効果を発揮するかを評価する薬理研究をしています。いわば薬の前段階である「タネ」が新薬として成長できるか否かを調べ育てる仕事です。また薬理研究にとどまらず、薬としての安全性評価や臨床試験に応用できるバイオマーカーの探索なども行っています。
実験だけでなく、アカデミア等の共同研究先や評価をお願いした外注先とのやりとりなど、社外との接点も多いですし、レポート作成、プロジェクトのコントロールなど仕事内容は多岐に渡ります。
同じ創薬研究とは言え、大きな組織の場合には各研究を計画して実行に至るまでの判断に時間がかかることが多くあったかと思います。けれどもChordia Therapeuticsの場合は判断が早く、コンセプトが定まったものに対してはすぐにGoが出ますので、進む方向だけに集中できます。一方で、創薬研究は薬の前段階の研究ですから想定通りにいかないこともしばしば。しかし当社ではそれをマイナスとは捉えず、「ではどうしたらうまくいくか」といった思考にすぐ切り替えて前進できる風土があります。
がん研究は人の生死に関わる仕事。新薬のタネを育てることが人の命に、そして社会貢献にもつながって欲しいとの想いで、日々仕事と向き合っています。
患者の生活を向上させる新たな道を切り開く
感染症と小児がんの研究者としてのアカデミアでのキャリアを経て、2022年2月にChordia Therapeuticsに入社。
現在はメディカルサイエンス部に所属し、臨床試験戦略の構築や情報発信などをリードし、Chordiaの開発全体に貢献しています。また、最先端の医療情報を入手し、患者さんを直接診察されている日米の医師と討議することで臨床開発戦略の質を絶えずブラッシュアップしております。 メディカルサイエンス部に配属される前は、研究本部のメンバーとして非臨床パイプラインのプロジェクトリーダーを務めていました。現在は、アカデミア研究者としての経験を生かし、非臨床と臨床の両方のデータを橋渡しして、臨床試験の戦略を推進しています。 医薬品開発の主な目標は、患者さんの手に薬を届けることであり、私の最終的な目標も医学的に意義のある臨床試験を行い、患者さんにいち早く 薬を届けることです。
子供の頃から、私はいつも人の役に立ちたいと思っていました。当初は、患者を直接治療する医師を目指していました。しかし、革新的な治療法によって何百万人もの人々に影響を与えられる可能性があるため、研究の道を選びました。バイオテクノロジーの世界では、薬のメカニズムの新しさだけでなく、患者さんを実際に癒し、新たな希望を与えることができるかどうかが重要です。
Chordiaでは、情熱を持った専門家たちで構成される多様なチームが、患者を癒すという共通の目標を有しています。Chordiaの協創な文化は、部門を超えた効果的なコミュニケーションとコラボレーションを育んでいます。医薬品開発はチームワークです。チームを優先し、互いに支え合うような同僚たちとともに Chordiaで働けたことで、私は大きく成長することができたと思います。患者さんに新薬と明るい未来をお届けするために、私たちは共に努力しています。
弊社では、患者さんと共にがんと闘い、明日に希望を持てる社会作りに貢献する仲間を募集しております。
ご興味がある方は、お問い合わせフォームより問い合わせくださいませ。